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CF「Back to the Future」制作レポート

第1回ロケ 2005年7月21日(木)
第2回ロケ 2005年8月15日(月)


「Back to the Future」は前編と後編に分かれた二部構成によるCF作品である。ロケ地もそれぞれ西日本(福井県福井市)と東日本(群馬県嬬恋村)に分かれており、各地で1日ずつ、計2日間の撮影を行なった。
極上とうもろこし“味来”

味来本作はとうもろこしのCFである。品種は“味来(ミライ)”。生で食べても最高に甘いと言われる特級のとうもろこしである。北海道の藤本青果から届いたこの味来を試食してみたが、これが本当に美味しい。果実のような甘さと言うべきか、解してサラダにしてもよし、砂糖醤油を塗って焼いてもよし、塩を入れて茹でてもよしという代物である。

福井ロケ

故郷・福井での撮影は、福井県内の各地域を代表する古民家が公開されている兎越山麓の福井市おさごえ民家園。18世紀前後に建てられた豪農や庄屋等の古民家6棟の他、土蔵や灰小屋、厠等をそのまま移築し復原している貴重な施設だ。前編の撮影はそこを貸し切って行なった。

主演は数々の国際映画祭で受賞経験を持つ戸田博監督作品の常連俳優である山田昭二氏。この山田氏の演技がまた素晴らしい。何とも言えぬ独特の芝居を打つのである。しかも撮影前日のオファーにも関わらず、快く出演を引き受けて下さったのだ。

また、山田氏の妻役には急遽出演が決定した野路すずをさんを迎えた。野路さんは普段は主婦でありながら、初出演とは思えぬ自然な演技を披露してくれた。目も当てられない芝居だったらどうしようかと非常に不安だったが、救われた気分だ。

群馬ロケ

ます私は味来を栽培するとうもろこし畑を探した。北海道に行けばすぐに見つかるだろうが、それは予算的に厳しい。どうしても本州で探す必要がある。しかもなるべく近い方がいい。私は手当たり次第に各フィルムコミッションに電話を掛けまくり、漸く群馬県の嬬恋村フィルムコミッションの協力を取り付けた。

今回、子役として嬬恋村村民の中から野口家のご兄妹が出演してくれることになった。和真君(8)と紗衣佳ちゃん(7)である。二人とも味来が大好物らしく、演技ではない本物の笑顔を見せてくれた。しかし子供は扱い難いものだ。興奮してなかなか言うことを聞いてくれない。しかも人様の子供なのでぶっ叩く訳にもいかず、指示を出すのに一苦労。私は保育士にはなれそうにない。

当日は関東一帯に大雨洪水注意報が発令されていたにも関わらず、撮影寸前まで降っていた雨は奇跡的に上がり、そのまま降ることはなかった。

クランクアップ

本州を横断するロケはまさに時間との闘いであった。出演者の拘束時間が各1日ずつということで、何としても1日で撮り終えねばならなかった。もし日没までに撮り切れないカットがあっても、翌日に持ち越すことは出来ない。限られた時間内での撮影は、如何に迅速に行動出来るかが勝負である。今回は監督としてのその力量を大いに試されたような気がした。

小野寺昭憲
俳優・山田昭二氏と
俳優・山田昭二氏と
福井ロケにて
福井ロケにて
とうもろこし畑
とうもろこし畑

群馬ロケにて
群馬ロケにて
和真君と紗衣佳ちゃん
和真君と紗衣佳ちゃん

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